Cross Talk
- Work & Life Style座談会
働き方の選択肢の広さが、
ワークとライフの充実につながる。
Profile
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藤井 加奈子ヒューマン&カルチャー本部 HR戦略推進部/働き方改革室
1999年コクヨ新卒入社。ステーショナリー事業の販売企画を経験後、人事部門に異動。2015年からダイバーシティ推進や働き方改革、福利厚生・人事制度の企画運用などに携わる。
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川村 真澄ビジネスサプライ事業戦略室 データドリブン推進ユニット
前職では通販企業でECマーケティング、物流のデータ分析基盤構築、全社課題でのAI活用業務などに携わる。2023年コクヨにキャリア入社。データ分析基盤の構築や、デジタル領域の知識とスキルの習得を目指す「KOKUYO DIGITAL ACADEMY(KDA)」の運営を担当。1児の母。
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岩崎 彩子取締役室 秘書ユニット
法律事務所など複数社経験したのち、2018年取締役室の役員秘書としてコクヨにキャリア入社。経営企画本部役員や副社長など計6人の秘書を経て、2023年から代表執行役社長の秘書を担当している。現在3人の子育てに奮闘中。
ものづくりだけじゃない、
アップデートを繰り返すコクヨで働く魅力
ものづくりだけじゃない、
アップデートを繰り返す
コクヨで働く魅力
コクヨに入社した理由と仕事内容
02
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藤井
人々に長く愛されつづけている商品に携わりたいと思い、コクヨを志望しました。入社の決め手になったのは、面接でお会いした社員さんの誠実さ。20年以上働いてみても、コクヨで働く人たちの印象は変わっていません。それでいて新しいことにチャレンジングで、仕事に対する姿勢はもちろん、個人の趣味を突き詰めたりと自分の時間を充実させている人も多いので、日々刺激をもらっています。そんな個性豊かな人々にワークとライフを自分らしく過ごしてもらうために、HR部門と働き方改革室を兼務して、人事施策や働き方の制度づくりを担当しています。
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岩崎
私も藤井さんと同じようにコクヨのものづくりに魅力を感じて志望しました。海外生活を経験した際に、同じ商品でも日本製と海外製の質の違いに驚かされる機会が多くありました。特に学校生活で必須アイテムになる文房具は、日本からコクヨ製品を持ち込んでいましたね。コクヨの文房具は海外での人気も高く、いつか自分も世界に誇れるものづくりに携われたらと考えていました。現在は取締役室の秘書として経営層のスケジュール管理をはじめ、それに付随する多岐にわたるサポート業務を担当しています。子どもの頃、ベッドの下の引き出しが文房具でいっぱいだった私にとって、今は職場にいるだけでワクワクしています。
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藤井
岩崎さんは3人目の出産後、社会復帰のタイミングでコクヨに入社されていますが、働く環境に関して着目していたポイントはありましたか?
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岩崎
転職活動当時、0歳、4歳、7歳と小さい子どもが3人いて、加えて6年ぶりの社会復帰。いきなりフルタイムで働くのは大きな不安でした。そんな中でコクヨは時短勤務が可能で、その時短勤務についても複数のスタイルから適したものを選択でき、随時変更もできる。そんな柔軟な制度が整っていることを知り、魅力的に感じました。さらに入社してみて思ったのは、予想以上に福利厚生制度が充実していること。入社前に知っていたらもっと志望度が上がっていたんじゃないかなと思います(笑)。
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藤井
働き方改革で制度や環境は充実してきているのですが、それをうまく発信しきれていないことが直近の課題だと感じています……。川村さんはどのような理由でコクヨへの転職を決めたんですか?
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川村
最大の決め手はデータやテクノロジーを活用した変革に初期から携わることができる環境があったことです。前職ではある程度データ活用の基盤が整った環境でプロジェクトを推進していました。一方でコクヨは新しいデータ分析基盤をゼロから構築しようと、変革の一歩を踏み出そうとしているタイミング。「ここでならこれまで培った知識や経験を最大限生かせる」そんな想いで入社を決めました。現在はデータドリブン経営の実現に向け、データ分析基盤の構築や、データ・AI・ITを使いこなすための学びと実践をKDAで推進しています。
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藤井
コクヨはここ数年データやテクノロジーを使った変革にかなり力を入れているんですよね。デジタル領域に専門性を持ったキャリア人材も多く入社していて、新しいプロジェクトがどんどん生まれているので個人的にワクワクしています。
一人ひとりに合った「働く」をかなえるため、
現場の声に耳を傾ける。
一人ひとりに合った
「働く」をかなえるため、
現場の声に耳を傾ける。
コクヨの働く環境について
03
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藤井
お2人はこれまでにどのような福利厚生制度を利用したことがありますか?
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川村
私は子どもがもう大きいので、子育て支援というよりは自分自身の健康のために制度をよく利用していますね。コクヨには「PLAY WORKマイレージ」という決められた金額の中で自分に合ったメニューを選べる制度があり、私はジムとピラティスに使っています。
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岩崎
私は子育て支援系の制度を中心に利用しています。特に助かっているのが、ベビーシッターの利用補助です。そういったサービスを実費でまかなおうとすると働く以上のお金がかかってしまう。だから利用するのをためらってしまう。そして仕事と育児の両立ができなくなる。そんな負の連鎖が起こりがちな中で、ベビーシッター代を一部でも助成してもらえるのは本当にありがたいです。一番下の子どもが0歳~3歳の頃は週の半分くらいの頻度で活用していました。
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藤井
お二人とも「PLAY WORKマイレージ」を最大限に活用していてうれしいです。この制度は仕事と生活の両立、学び、健康維持、可処分時間の向上など全14メニューの中から選ぶことができるんですよね。だからこそ、その時々の自分に合った形で取り入れて、ワークもライフも両立した時間を送ってもらいたいです。
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岩崎
加えて今年度から導入されたフレックス勤務の「中抜け制度」は、地味に助かる制度です。今まで子どもの保護者会などで1~2時間だけ抜けたいときでも午後休を取り、有給を消化していました。それが今年の4月から「中抜け制度」としてきちんとルールが定められて、気軽に活用できるようになりました。働くママは保護者会や授業参観の欠席やむなし……なんて我慢することなく、両方欲張らせてもらえて幸せです。さらに出社と在宅ワークの選択が自由にできる点も心身ともに助けられています。在宅ワークが続くと出社したくなるくらいオフィスが大好きなので、毎日の働き方がマンネリ化しなくて楽しいなと感じます。
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藤井
リモートワーク中心の働き方になって、「働く」と「暮らす」の距離が近くなりました。すると仕事をしながら子どもの対応をしたり、介護のために通院したりするケースが現場で多く発生するようになったんです。マネージャーもリモートワークだとチームメンバーが今どのような状況なのか把握するのは難しくなる。そこでコクヨとして「中抜け制度」のルールを明文化することで、利用者が柔軟に働けて、その周りもフォローにまわりやすい環境を整えました。今後ともこのように現場から上がっている声を一つひとつ拾い上げながら、実験的に働く環境をアップデートしつづけたいです。
選択の自由度が高いからこそ、
周りの働き方も尊重できる。
福利厚生制度の使いやすさ
04
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藤井
せっかくの機会なので、働き方改革室のメンバーとして実際の働きやすさについてリアルな意見を聞いてみたいのですが、いかがでしょうか?
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川村
事実、すごく働きやすいと思っています。前の会社で時短勤務とフレックス制の両方を経験し、時短よりもフレックス制のほうが働く時間を短縮しなくても柔軟に働ける実感がありました。コクヨでもフレックス制や中抜け制度など、働く側に自由度を持たせてくれた制度が多いので、とても活用しやすいです。
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藤井
そう言ってもらえて私もうれしいです。一人ひとりが自由度を持って働けるのは、社内全体でそういった働き方に理解があるからこそだと思います。
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川村
そうですね。みんなが働き方を選択できる環境になっているからこそ、自分も自由に働けていると思っています。私もマネージャーとして、チームメンバーには積極的に制度を利用しながら自分の時間を大切にしてほしいと思っています。男性の育児休暇はすでに当たり前ですし、日常のライフイベントのために早めに出社して早めに退社したりもできるので、良い環境だなと思いますね。
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藤井
岩崎さんはいかがですか?
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岩崎
私自身、さまざまな制度を通して子育て支援をしていただいているので助かっておりますが、子育て世代に限らず、より多くの人たちに寄り添った環境になればいいなと思います。ここ最近「子育て世代の働き方をもっとサポートするべき」という風潮が強くなっている気がしていて。それはそれで良いことなのですが、子どものいない人も、介護中の人もそれぞれの事情を抱えながら働いていると思うので、そんな中で「子育て支援」をうたい過ぎると、少しフラットじゃなくなりますよね。だからこそ、いろいろな立場の人が自分の時間を大切にできるサポートが増えていくといいなと感じます。
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藤井
特に介護に関しては、子育て世代ほど表立っていないだけで、介護と仕事を両立しながらやっている方は多くいらっしゃいます。なので今年度から介護休暇を見直して、休暇を取得しても給与・賞与に影響が出ないよう制度を改定しました。少しずつ申請は増えているのですが、必要としている人に安心して使ってもらえるよう発信活動をしていくべきだと考えています。また現在トライアル段階なのですが、育児や介護を理由に遠方にある実家でリモートワークをしてもらう実験を実施中です。利用者の声を取り入れながら、将来的には制度化できたらと考えています。
5年後、10年後、生き生きと働けるように、
今ある制度をフル活用していきたい。
5年後、10年後、
生き生きと働けるように、
今ある制度をフル活用していきたい。
今後のキャリアについて
05
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岩崎
自分の人生自体も後悔しないように、会社の制度を使うことで育児と仕事双方のバランスを取りつづけていきたいですね。ある程度育児から手が離れたときに、自分の実現したいキャリアを歩むため、現在の秘書業務だけでなくほかの領域の知識やスキルも身につけていけたらと思います。今の秘書業務では社内の非常に多くの方々とやりとりをする機会に恵まれているので、自分に合った仕事を見出していきたいです。コクヨには国内外問わず拠点がありますし、さまざまな学びを支援してくれる制度があります。そういった制度は将来のビジョンを考える際に非常に有用で、実際に利用してみると入社前よりも見える世界が格段に広がりました。これからも常にアンテナを張っていろいろな情報をインプットしていきたいです。
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川村
現在コクヨは変革期の真っただ中で、私が携わっているデジタル領域も新しい仕組みや事業をつくり上げることが直近の目標です。ただ、今目の前にあることに取り組むだけではなく、長期的な視点で自分はどう生きていくべきかを固める必要があると考えています。子どもはそのうち独り立ちしますが、親の介護は始まると終わりが見えません。そのとき自分はどんな働き方をしていて、どのように時間を使うべきか。ライフプランを考えながら、その中でどう働きたいかを考えていきたいです。それはチームのメンバーに対しても同じ。それぞれのライフステージや価値観に合ったマネジメントができたらと思います。
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藤井
入社した時はコクヨのものづくりに興味がありましたが、働いていくにつれてコクヨは人々の働き方に向き合いつづけている会社だと感じるようになりました。世の中により良い働き方を提案する以上、コクヨで働く人自身が広告塔の役割を持っていると思います。そのためにも働き方改革室のメンバーとして生き生きと働いて、自分の人生を充実させている社員を1人でも多く増やしていきたいです。今回お2人のリアルな現場の声を聞いて、その想いがいっそう強くなりました。岩崎さん、川村さん、貴重なお話をありがとうございました!
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