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Career

保坂 純平

ワークプレイス事業本部
営業
2022年入社
※取材当時

Profile

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理工学部建築学科を卒業後、大手ハウスメーカーに入社。注文住宅や賃貸マンション、クリニックなどの木造建築の営業を経験。5年半在籍した後、2022年にコクヨのワークプレイス事業本部法人営業部に転職。電機メーカーや物流企業、IT企業など幅広い業種の顧客のオフィス新設・移転プロジェクトに携わる。

入社の経緯

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住宅営業から法人向けの空間営業へ。
変革期真っ只中のコクヨで、
培った知見を活かす。

前職ではハウスメーカーで住宅を中心とした木造建築の営業を担当。理想の暮らしについてのヒアリングから土地探し、設計までワンストップで携わり、自分が携わった住宅からお客様の新しい暮らしが始まることにやりがいを感じていました。一方で、人口減少に伴い住宅市場が縮小傾向にあることに漠然とした不安も。ものづくりに携わりながら、成長の伸びしろのある業界で自分がワクワクできるチャレンジをしてみたい。そんな思いから転職活動を始めました。そんな中で目に留まったのがコクヨの空間事業の求人。「コクヨって文具だけじゃないんだ!」という意外性から、興味を持つようになりました。オフィス家具事業にとどまらず、空間設計から働き方提案まで「働く」という領域で幅広く事業を展開していること。自分たちのオフィスを「実験場」と謳い、様々なオフィスのあり方や社員の働き方を体現していること。コクヨを調べれば調べるほど、携われる領域の広さやチャレンジングな組織文化に惹かれ、入社を決めました。

業務内容と入社後の実験エピソード

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会社らしさに向き合いながら、
何千人もの働き方を変革する。

ワークプレイス事業部の営業として、オフィスの新設や移転に関する企画提案から完成まで、トータルプロデュースを行っています。その中で、特に実験的な挑戦を行っているのが、その会社らしさに合わせた働き方の提案です。前職のハウスメーカーでは、それぞれのご家庭の暮らし方に合わせて、一からオーダーメイドで家づくりをしていました。その経験から、企業の特徴やビジョンに合った働き方を提案できれば、社員の方々がいきいきと働けるオフィス空間をつくれると思ったんです。そのために、家具や空間構築などのハード面だけでなく、働き方や何のためにオフィスをつくるのかを重視したソフト面からの提案を行っています。

そんな“実験”に挑戦した案件の一つが、物流会社様のオフィス移転プロジェクト。皆さん自席で仕事をするという、いわゆる老舗企業らしい働き方をしていたお客様から、移転を機に新しい考え方を取り入れたオフィスにアップデートしたいというご相談でした。まず初めに着手したのが、社員様に向けた業務上の悩みやこだわりのヒアリング。その結果、円滑に物流を回す上で部門同士の密な連携が必要不可欠であることがわかりました。つまり、オフィスに求められているのは、社内コミュニケーションを最大化する働き方を実現することだったのです。そのため、フリーアドレス制の働き方やカフェテリアのようなコミュニティスペースの導入をご提案しました。新しい働き方を導入した結果、移転後の出社率が大幅に上がりコミュニケーションが活性化されたとの連絡をいただいた時は、達成感で胸がいっぱいになりましたね。自分の携わったオフィスが、社員の皆さんに出社したくなる働きやすい環境となり、移転前の課題解決にも寄与できている。お客様にとってベストな提案とは何かを追求したからこそ得られた結果だと思います。また、本プロジェクトで社員の皆さんの行動変容を目の当たりにして、一案件の影響力の大きさにやりがいを感じるようになりました。一つの案件で数百人単位の人々の働き方に影響を与える。何百人、何千人規模の企業の働き方を変えることは、世の中全体の働き方も変えられる可能性があるということ。責任の大きさに背筋が伸びることもありますが、前職とはまた違う働きがいを感じています。

今後の展望

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個の能力を磨きながら、
組織の暗黙知を集合知へ変える。

現在変革期真っ只中のコクヨ。家具というプロダクトベースではなく「働く・学ぶ・暮らす」の領域で事業を行っています。特にワークプレイス事業部が主戦場とするオフィスマーケットは、競合他社がひしめきあう変化の激しいマーケットだと感じます。そのため他社との差別化に向けて、事業部総出で新たなチャレンジを実行中です。しかし、個人個人が空間提案の幅を広げている一方で、ナレッジが組織全体に共有できていないことにもったいなさも感じています。隣の部署やグループが素晴らしい提案事例や大型案件を進めていても、あまりよく知らなかったり。社内の問い合わせ窓口も多く煩雑になり、一つひとつ周囲に聞きながらプロジェクトを進行する必要があったり。社内の人脈形成や自分なりのプロジェクトマネジメントを試行錯誤できる点では成長できる環境です。しかしそれぞれの経験や知見を共有できる場があれば、業務を効率化でき、もっとお客様にとって最適な提案ができるはず。個の能力を上げていくことはもちろん、組織としての強みも最大化できるように、ナレッジ共有の仕組みづくりに今後チャレンジしていきたいですね。