Experiment Reports

  • IT System

小谷 侑哉

ビジネスサプライ事業本部
開発エンジニア
2024年入社
※取材当時

Profile

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高専卒業後、通信系ソフトウェア企業に就職し、5年ほどWebアプリケーションエンジニアに従事。その後、大手通信販売企業に入社し、Webエンジニアを3年、エンジニアリングマネージャーを6年経験する。同社でエンジニア組織のスケールアップに携わったのち、ゼロベースでの組織開発に興味を持ち、コクヨに入社。現在はシステム開発の内製化に向けたエンジニア組織を立ち上げるべく、ビジネスサプライ事業のVPoE(Vice President of Engineering )として組織のロードマップ策定から採用や育成、開発環境の整備、文化醸成などを推進している。

入社の経緯

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まっさらな土壌のコクヨで、
今まで経験のないチャレンジを。

「コクヨが開発エンジニアの組織を新しく立ち上げようとしているらしい」前職時代に知り合いからそう聞いた時は正直驚きました。多様な商品やサービスを持っているのに、社内にアプリケーションやシステムの開発エンジニアがいなかったんだと。最初は驚きましたが、ここに入ったら面白いことができそうだと沸々と感じたのをよく覚えています。前職でもエンジニア組織のスケールアップに向けた計画の策定や人材育成に携わっており、組織の課題を見つけ解決していくことに面白さを感じていたからです。プログラミングも組織マネジメントも、対象がコードか人間かの差異があるだけで、不具合を解決していくという点で根本は同じ。対象が人間になると個々に感情がある分不確実な要素が多く、解決の難易度も上がります。しかし、その分チームがうまくかみ合いだした時の気持ちよさは格別です。コクヨの新組織の立ち上げも、社内に前例がない分不確実な要素がたくさんある環境。自分自身も組織をスケールアップさせた経験はありますが、ゼロから立ち上げた経験はありませんでした。これまで培ったスキルや経験を生かしながら、今までのキャリアにない面白いチャレンジができるのではないかと思い、入社を決めました。

業務内容と入社後の実験エピソード

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変化に貪欲なカルチャーがあるから、
キャリア入社ならではの新提案ができる。

変化に貪欲な
カルチャーがあるから、
キャリア入社ならではの
新提案ができる。

コクヨでは2021年から長期ビジョンの実現に向けて、テクノロジーの利活用による社内の生産性向上や新規事業の創出を進めていくためのさまざまな取り組みをしています。私が現在携わっている開発エンジニア組織の立ち上げも、その手段の1つです。システム開発には、要件定義、設計、開発、リリース、評価の工程があります。現状、要件定義と評価はコクヨの担当部署が行い、設計からリリースまでは外部のITベンダーが担当。そして、これまで外部のITベンダーに任せていた工程を内製化し、より加速度をつけてサービスを進化させるために存在するのが、社内の開発エンジニア組織です。私は当組織のVPoE(Vice President of Engineering )として、組織編成のロードマップ策定や開発環境の整備、文化醸成など組織が自走するための地ならしを行っています。まさにゼロの状態から環境を整えている最中です。現在のコクヨはツールを使えば自動化できるものを地道に手作業で行うなど、テクノロジーの波に乗り切れていない状態。入社した時は「過去にタイムスリップしたのかな?」と戸惑ったほどでした。しかし、同時にこの環境でやるべきことがどんどん湧き出てきて、自分のスキルや経験を還元できる領域の大きさにワクワクしたんです。言うなれば未来人が現在にやってきて向かうべき方向を指し示しているような感覚です。加えてコクヨで働く方々は変化に対して前向きな人が非常に多く、これまでになかった新しい提案でも積極的に受け入れてくれるので、こちらも提案しがいがありますね。だからこそ大切なのはとにかく動いてみること。自分が動くことで自ずと周りも変わっていく。新組織の行動指針でも「Just Move」という言葉を掲げています。その言葉通り、動きつづけることであらゆる課題にアプローチできる組織体制にしていきたいです。

今後の展望

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開発エンジニアが社内にいる。
その価値をコクヨ全社に広げていく。

開発エンジニアが社内にいる。
その価値をコクヨ全社に
広げていく。

開発エンジニアが社内にいることに、大きなバリューを感じてもらえるような組織へと成長させたいと考えています。システム開発を内製化すれば、コミュニケーションのスピードが速まるのはもちろん、自社のサービスを自分たちの手でつくっているという当事者意識を生むことにもつながる。まずはシステム開発業務の内製化から始め、さらにこれまで培った知見をフル活用して、コクヨの中では「そういうもの」と片付けられ認識されていなかった課題を発見する役割を担いたいと思っています。今までは手作業が当たり前だったけど、実はツールを使えば一発でデータをまとめられる。そういった課題のタネみたいなものを、キャリア入社だからこそ持っている俯瞰した視点から見つけていきたいです。一つひとつの課題を着実に解決していくことで、開発エンジニアの価値や存在感が強まり、より社員が自分たちの仕事にコミットしやすい空気をつくることができると信じています。

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