Experiment Reports
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職種の垣根を越えて、
みんながデータドリブンな実験ができる組織に。
職種の垣根を越えて、
みんながデータドリブンな
実験ができる組織に。
南雲 麻美
ビジネスサプライ事業本部
デジタルマーケティング
2023年入社
※取材当時
Profile
01
大学卒業後、広告代理店で大手ECや特化型ECなどのクライアントを担当。検索連動型広告やSNS施策など主にWeb上でのプロモーションを担う。その後、事業者向けのECサイト運営企業に転職し、B to Bのプロモーション業務に従事。仕事と育児どちらも妥協したくないという強い想いからコクヨに入社。これまで培ったECプロモーションのノウハウを活用しながら、カウネットのWebプロモーションを担当。
入社の経緯
02
夢中になれるプロモーションの仕事を、
ライフイベントの変化で諦めたくなかった。
夢中になれる
プロモーションの仕事を、
ライフイベントの変化で
諦めたくなかった。
私はWebプロモーションの仕事をすることが趣味と言えるほど好きです。新卒からずっとECサイトの検索連動型広告やSNS施策といったプロモーション活動を経験してきて、自分で設計した施策を通じてサービスの魅力が広がっていくことが大きなやりがいでした。長い間B to Cのプロモーションを手がけていたのですが、スキルと経験値を上げるため、より複雑なデータ分析・データ活用が必要となるB to BメインのEC企業に転職。そこでさらなるWebプロモーションの奥深さにハマっていきました。今までターゲットにしてきた消費者と違って、企業向けとなるとインターネットに触れる時間帯も使用目的もまったく異なるため、これまで実践してきたB to Cマーケティングの型が思いのほか通用しない。そこが自分の伸びしろに思え、すごく面白いと感じました。B to Cで培った定型的な施策が通じない中で、突破口を探し当てる作業に今までにない喜びを感じたんです。そのため、出産を経て時間の制約が生じたことで、これまで通りに仕事に全力で打ち込むことが難しくなった時は相当悩みました。仕事は控えて育児に専念すべきか。そう考え始めた時に、転職エージェントからコクヨを薦めてもらいました。これからビジネスサプライ領域に注力する方針を掲げており、B to BのECマーケティングやWeb広告に精通した人材を採用していること。子育てや介護の社内制度が非常に充実していること。自分のやりたいこと、貢献できること、理想の働き方が見事にマッチし、ここでなら仕事も育児も全力投球できる。そう感じて、コクヨへの転職を決意しました。
業務内容と入社後の実験エピソード
03
データで施策の効果を見える化し、
仕事のモチベーションにつなげる。
2023年1月にカウネットに新設されたEC本部で、Web広告を中心としたプロモーション活動全般を担っています。広告のデータ分析や効果検証、テスト設計、効果を可視化するためのダッシュボード作成などを通して、PDCAサイクルを回し、より良いプロモーション活動につなげていくことが使命です。この仕事の1番のやりがいは、自分がチャレンジした施策の効果が数字として表れること。数字が良くなれば、エンドユーザーの生活に貢献できたことを実感できますし、数字が悪くても、データを深堀りすることで、課題が明らかになるので、次へのモチベーションになります。ただ、このデータに基づいた検証や課題発見のサイクルをWebプロモーション担当の専門分野にするのではなく、全社員が同じようにデータを有効活用できることが理想だと考えています。データを見る、考察する、仮説を立てる、検証する、評価する。このプロセスを社内の一人ひとりが実現できれば、担当者による分析待ちの時間も省略できますし、仕事の成果が見えるのでやりがいにもつながるはずです。そのためにも、誰もがデータを扱いやすい環境にしようと思い、現在データ管理方法の見直しと改善提案を行っている最中です。これまでコクヨでは基幹システムのデータとECのデータは独立して管理されており、データのカテゴリ名称やデータ収集の設定などもバラバラな状態。正確な検証を行うためには、こうした足元の環境整備から着実に進めなければいけません。最終的にみんながデータをもとに適切な課題設定や課題解決ができる組織にアップデートするためにも、まずは現在進行中の環境整備をしっかりと形にできればと考えています。
今後の展望
04
カウネットをもっと多くの人に使ってもらいたい。
組織一丸となって上を目指す。
カウネットをもっと
多くの人に使ってもらいたい。
組織一丸となって上を目指す。
サプライヤーとしてのコクヨの認知度は国内トップレベルですが、カウネットの認知度は競合他社に優位性がある状況です。まだまだ伸びしろがあると言えます。より多くのお客様にご利用いただき、満足していただくために必要な変革を推進していきたいと思います。そうした中で、ただ闇雲にアイデアベースで目の前の業務に取り組むのではなく、データといった具体的な根拠をもとにサービスがどうあるべきかを考え、行動していくことが重要です。そうしていくためにも、まずは自分自身がデータを活用し、改善を重ねていくことで、少しずつ考え方やスキルを社内にも広めていきたいと考えています。その積み重ねと広がりによって、カウネットの価値を向上させ、より多くのお客様からの支持をいただけるようになるための一助となると信じています。データドリブンマーケティングの考え方はEC本部だけでなく、ほかの部門でも有効ですので、自分の所属組織だけに範囲を狭めずに、全社で利活用できるような取り組みをしていきたいです。すでに2023年からKDA(KOKUYO DIGITAL ACADEMY)というデジタル人材教育・実践プログラムといった研修なども全社的に展開されており、大きな枠組みでもデータ活用を促進する動きが活発になってきています。私自身はより実践的なノウハウを現場から徐々に広げていけると良いなと考えています。
また、カウネットはここ数年で多くの方々がキャリア入社をしており、さまざまなスキルや経験、文化が流入している状況。そんな環境にいて強く感じるのは、個人の多様性を尊重し、変化にとても寛容だということ。だからこそお客様のためにどんなサービスであるべきか、どんな価値を提供できるか、ともに考え、変化を受け入れながら挑戦しつづける組織であることを目指したいです。
Experiment Reports
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