Experiment Reports

  • IT System

苗 勇祐

ビジネスサプライ事業本部
プロジェクトマネジメント
2022年入社
※取材当時

Profile

01

ITベンダーのシステムエンジニアとして、電力業界のシステム開発案件に9年間従事。要件定義や企画といった上流工程から、設計や実装を含む下流工程まで一貫して経験する。コクヨ転職後は、ITベンダーで培った経験を生かし、コクヨのEC事業におけるシステム基盤の大規模アップデート案件に参画。事業戦略に基づいた経営的な視点から必要な要件を精査しながら、プロジェクトマネジメントを担当する。

入社の経緯

02

家族との時間も充実させながら、
新しい挑戦をコクヨならできると思った。

家族との時間も充実させながら、
新しい挑戦をコクヨなら
できると思った。

前職ではITベンダーで電力業界のシステム開発に携わっていました。転職を考えたきっかけは、30歳という節目を迎えたことと、子どもが生まれたこと。30歳の節目にこれまでやったことのないチャレンジをしてみたい。それと同時に家族と過ごす時間も充実させたい。この2つの想いが強くなり、両方かなえられる会社を探し始めました。そんな折に出会ったのがコクヨです。事業レポートなどを通じて、現状維持ではなく、社会の変化に合わせてダイナミックに変わる組織になるために、デジタル変革に力を入れようとしていることを知りました。ここでならITベンダーで培った経験を駆使して、大企業の変革という新しい挑戦ができそうだと。転職時はちょうどコロナ禍だったこともあり、働き方などあらゆる価値観がアップデートされているのを体感していた時期。そんな中で文房具などの既存事業に頼らず、世の中の変化に対応しようとするコクヨの姿勢に共感したんです。また家族との時間を充実させるために、どれくらい業務の融通が利くかは慎重に見ていました。ですので、最終面接後に人事と上司になる方への質問会を開いていただいたのは、とてもありがたかったです。リモートワークやフルフレックス制度、中抜け制度といった福利厚生の話から、長期的なキャリアステップなど、気になっていることに対して真摯に答えていただきました。そういった私個人に合った働き方に寄り添ってくれる姿勢にも感銘を受け、コクヨへの入社を決めました。

業務内容と入社後の実験エピソード

03

大規模システム基盤の改修に挑戦。
EC事業規模の拡大に直結した仕事ができる。

大規模システム基盤の改修に挑戦。
EC事業規模の拡大に直結した
仕事ができる。

EC事業を担うカウネットのシステム企画や開発、保守運用を担当しています。業務部門から上がってきた要望や課題をシステム面から解決することが私たちの役割です。今年から事業戦略に基づいてシステム基盤の大規模アップデートプロジェクトに参画しました。中長期のありたい姿を実現するためには、機能面・非機能面いずれにも、やりたいこと、やるべきことがさまざまにあります。それらの課題に対して、業務部門とシステム部門が一体となって優先度や方策を決め、システム化企画・開発を遂行しています。コクヨでシステム開発をやるおもしろさは、自分の仕事が会社の事業戦略に直結していること。現在進行中のシステム基盤の改修も、完了すれば売上向上につながる可能性が大きく、EC事業の拡大に直結します。また開発して終わりではなく、業務部門から直接フィードバックを聞きにいける環境なので、着実にプロジェクトが前に進められている実感が得やすいです。

このような大規模な変革ができるのは、コクヨ自体に挑戦を奨励する風土があるからこそだと思います。その風土を生かして、個人的にも毎年本業以外にも新たな取り組みに手を挙げています。入社してすぐ、社内の有志で最新テクノロジーを使った施策を行う「デジタル推進タスクフォース」のメンバーに。2年目には当時そこまでチームで取る人がいなかった11カ月の育休を取得。3年目には「マーケティング大学」という新事業創出の研修に参加するなど、自分に必要だと思ったことは積極的につかみにいくようにしています。前職時代は業務に追われてなかなか本業以外のチャレンジが難しい環境でした。一方で、コクヨは社員個人のチャレンジを推進する社風があり、業務面でも柔軟にフォローしてもらえるので、さすが実験カルチャーが浸透している会社だなと感じています。

今後の展望

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ビジョン達成に不可欠なデジタル改革。
マクロとミクロな視点で改革を進めていく。

ビジョン達成に不可欠な
デジタル改革。
マクロとミクロな視点で
改革を進めていく。

2030年に向け、コクヨグループでは売上高5,000億円を1つの指標として掲げています。その達成にはEC事業の成長は必須で、成長するためには顧客との接点であるECシステムのCX向上や取り扱い品番を増やしていくことなどはもちろんのこと、社会の変化に柔軟かつ迅速に対応できるシステム基盤にしていくことが重要だと考えています。その足がかりとして現在進行中の大規模なシステム改修プロジェクトを無事完遂することが直近の目標です。また、事業戦略の実現だけでなく業務プロセスの整流化も重要な課題です。現場を見渡せば、属人化した運用業務やExcelやAccessなどの簡易ツールを複雑に組み合わせてデータを作成している業務なども数多く残っていたり。未来の戦略を考える時間をより確保するためにも、チャレンジの時間をより広げるためにも、これらの課題を解決していくことが命題です。長期的な事業成長を実現するため、業務部門の方々のリアルな声に耳を傾け、部分最適ではなく全体最適の視点でシステム改革を進めていきたいと思います。

Experiment Reports​

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